「同人AVを制作してみたいけど、方法がわからない」
「同人AVを制作するのは違法じゃないの」
「アダルト系のジャンルに興味はあるけど、自分にできるか不安」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
同人AVとは、個人が自分で企画・撮影・編集したアダルト動画を、販売サイトを通じて有料で販売する仕事のことです。法人やプロの制作会社ではなく、あくまでも個人で制作します。
スマホやPCと、少しの工夫と学習で誰でもはじめられ、在庫リスクもなく、うまくいけば継続的なストック収入につながる可能性もあります。
とはいえ、実際にはじめるとなると「本当に稼げるの?」「違法じゃないの?」といった疑問や不安も尽きないはずです。
本記事では、同人AV制作の始め方から必要な準備、収益を得るためのポイント、AV制作を副業にするメリット・デメリットなどを、ゼロから丁寧に解説していきます。
目次
同人AVとは何?
「同人AVって何?」と聞かれて、はっきり説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。
副業としての注目度が高まっているとはいえ、まだまだ誤解や偏見も多く、「違法なんじゃないの?」「怪しい世界じゃないの?」と不安を感じている方も多いと思います。
まず、同人AVの基本的な定義や商業AVとの違い、なぜ今このジャンルが注目されているのか、そして気になる収益の実態までを解説していきます。
同人AVは個人で制作・販売できるアダルト作品
同人AVは個人で企画・撮影・編集して販売するアダルト作品のことです。裏ビデオと間違えられることもありますが、合法的に制作されます。
デジタルプラットフォームの普及により、個人でも簡単に動画を販売できるようになったことで、同人という形でのアダルトコンテンツ制作が盛んになってきました。
たとえばFC2コンテンツマーケットでは、素人出演・フェチ作品など多様なジャンルが人気を集めており、自作作品が月に数万円〜数十万円売れるケースもあります。
個人でも始められる、自由度の高いアダルト副業、それが同人AVです。
商業AVとの違いはどこにある?
商業AVとの最大の違いは、制作される作品の自由度です。
商業AVはプロダクションや制作会社が主体となって進行し、脚本・配役・構成などが一定のルールに沿って管理されます。そのため、制作されるジャンルや演出も人気があるものに偏りがちです。
出演者のキャスティングや編集も会社側の方針に従うことになるため、似たような作品が発売されやすいです。
しかし、同人AVは自分のアイデアや裁量で内容を決定できます。商業作品が定番ジャンルに寄りがちなのに対し、同人AVではマニアックな性癖や特殊なフェチ作品が人気を集めることもあります。
自分のフェチや特徴的な性癖が強みになるのが同人AVなのです。
なぜ今、同人AV制作が副業として注目されているのか
動画副業の中でも同人AV制作は注目度が高まっています。
同人AV制作は動画機材もスマホがあればはじめられ、編集ソフトも市販ソフトで十分なため初期費用が少ないです。映像制作の経験がない方でも、基本的な操作さえ覚えれば十分に始められるため、副業としての敷居もそれほど高くありません。
撮影・編集・販売までを一人でできるため、他の副業のように外注やチームを必要とせず、自分のペースではじめられます。在庫を持たずに販売した分だけ収益になるストック型の副業になるため、地道に労力を積み重ねることで継続的な収入が得やすいです。
それに加え、他の副業と比べて収益化までのスピードが速く、人気がでると高額な収益も期待できます。
AVというジャンルに興味を持った経験がある人は男女問わず少なくありません。視聴するだけでなく、発信する立場に立つことで新たな楽しみを感じる人もいるでしょう。
同人AV制作者のリアルな収益事情とは?FC2などの事例紹介
同人AV制作は副業で月収数万円〜数十万円を目指すことは十分可能です。販売するサイトによっては1本1,500円前後の単価で、リピーターがつけば安定収益も見込めます。
同人AVの販売最大手のFC2コンテンツマーケットアダルトでは、商品が売れると商品価格の70%(手数料が30%)が報酬になります。たとえば、3,000円の商品を1本販売すると2,100円、100本売れた場合は210,000円の報酬です。
もちろん、報酬の中から、出演料やホテル代などの経費を支払う必要があるため、全て手元に残るわけではありません。ただ、人気の同人AV制作者になると月間で数千万円を稼げるため、夢がある仕事といえるでしょう。
同人AVの制作方法をステップで解説
同人AVの制作は、難しく考えすぎる必要はありません。必要なスキルや道具をそろえ、準備を着実に進めていけば、誰でも自分のペースで取り組めます。
ここからは、企画から撮影・編集・販売まで、同人AVを制作するうえでの基本的なステップを紹介します。
まずは知っておきたい!同人AV制作に必要なスキルとは?
同人AV制作において、必要とされるスキルはそれほど多くありません。最低限必要なのは、カメラの操作や動画編集ソフトの使い方など、基本的な機材の取り扱いに関する知識です。
とはいえ、プロ並みのスキルが求められるわけではなく、最初はスマホで撮影し、無料の編集アプリを使うところからでも十分にはじめられます。
また、構成や演出を考える力、視聴者が何を見たいか想像する力も大切です。いわば、自分が撮りたいものと売れるもののバランスを見極める力ともいえるでしょう。
完璧を目指す必要はありません。まずは簡単な内容からでもよいので、実際に手を動かして経験を積むことが、結果的に一番の上達につながります。
【機材を揃える】必要な機材一覧と揃えるときのコスト
同人AV制作に必要な機材は、次のとおりです。
- 撮影機材(スマホ、ビデオカメラ)・・・ 7~15万円
- カメラ用の三脚 ・・・ 1万円
- 照明 ・・・ 1~2万円
- 編集用ソフト ・・・ 5~8万円
- パソコン ・・・ 10~20万円
特にスマホのカメラ性能が向上している現在では、高価なカメラを用意しなくてもある程度のクオリティは十分確保できます。しかし、容量の問題や家族・知人に見られてしまうリスクもあるため、個人での活動を前提とするならビデオカメラを別で用意するのがおすすめです。
ビデオカメラには手ぶれ補正や外付けマイク接続など、撮影を快適にする機能が揃っているため、結果的に作品のクオリティ向上にもつながります。
また、撮影はラブホテルで行うことも多いため照明はあったほうがいいです。照明がないと撮影後に動画をチェックしたときに「暗くて何をしているかわからない」という事態が起こります。
編集用ソフトとパソコンは動画の編集作業やモザイク処理に使用します。編集ソフトも無料のものから有料まで幅広く選べるので、自分の予算とスキルに合わせて選ぶとよいでしょう。
必要以上に機材にこだわるよりも、まずははじめることを優先し、徐々にアップグレードしていく方が現実的です。
【出演者を探す】募集時のリスクと注意点
同人AVを制作する上で、出演者の確保は最大のハードルの一つです。
出演者を探す手段としては以下の方法があります。
- X(旧Twitter)などSNSを通じた募集
- マッチングアプリ
- 知人の紹介
- 撮影モデル募集掲示板
どの方法であっても、大前提として出演者には必ず18歳以上であることを確認し、年齢確認書類(身分証明書など)と出演同意書を交わしましょう。これを怠ると、後に大きなトラブルや法的責任を負うことになります。
同人AVの出演料の相場は5万円程度です。ただ、撮影内容や出演者のレベルによって金額は異なります。
また、出演者の精神的負担やトラブルを避けるために、事前の説明やヒアリングは欠かせません。撮影前に報酬の金額設定も明確に提示し、契約内容をきちんと説明することが重要です。
一度信頼関係が築ければ、継続的に出演してもらえるケースもありますが、最初はとにかく誠実な対応を心がけましょう。
【撮影場所を決める】自宅・ホテル・スタジオを比較
同人AVの主な撮影場所の特徴を比較しました。
撮影場所 | 費用 | 特徴 |
自宅 | 無料 | ・撮影日程が調整しやすい ・生活感のある演出ができる ・プライバシー管理が難しい |
ラブホテル | 1~2万円 | ・非日常的な雰囲気がつくれる ・手軽に借りられる ・音や照明の調整が難しい |
レンタルスペース (撮影スタジオ) | 2~5万円 | ・テーマ性を持った作品がつくりやすい ・照明など機材が充実している ・AV撮影禁止の施設もあるため事前確認がいる |
自宅での撮影は費用を抑えられたり、撮影日程の調整がしやすいですが、プライバシーが確保しづらいです。特に、家族と同居している場合などは選択肢にはいらないでしょう。
ラブホテルは手軽で、プライバシーが確保されたうえで非日常的な空間を使える利点があります。ただし、部屋が暗いため撮影時は照明を用意する必要があるでしょう。
一方、レンタルスペースやスタジオは、機材や照明の整った環境で撮影できます。さらに、学校やオフィスなどのインテリアが整っているスタジオもあり、テーマ性を持った作品がつくりやすいのも魅力です。
ただし、場所によってはアダルト撮影を禁止しているケースもあるので、予約前に利用規約をよく確認しましょう。
【撮影する】撮影の流れと押さえるべき撮影演出
同人AVの撮影は、商業AVのように大がかりな準備は必要ありません。
ただ、AVのコンセプトについては事前に考えておく必要があります。たとえば、テーマは「ラブホテルの盗撮もの」や「人妻の個人撮影もの」で撮影内容は大きく異なります。
慣れるまでは事前に台本をつくり、出演者と一通り確認をしておくのもおすすめです。即興で進める場合でも、シーンの流れや重要な見せ場はあらかじめ頭の中で整理しておくと、撮影がスムーズになるでしょう。
撮影中も視聴者がどう見えるかを意識し、単調な映像にならないようにアングルを変えたり、手持ち撮影と三脚撮影を組み合わせたりすると、臨場感のある映像に仕上がります。
また、出演者の表情や声なども作品の人気に大きく影響します。無理に演技をさせるのではなく、リラックスした空気の中で自然なやりとりを引き出すことを意識すると、同人AVならではのリアルな作品になります。
撮影は「準備8割、本番2割」と考えるくらいがちょうどいいです。丁寧な段取りと気配りが、完成度の高い作品につながります。
【編集する】動画編集とモザイク処理
撮影が終わったら、次は編集作業に入ります。編集と聞くと難しそうに思うかもしれませんが、基本さえ押さえれば初心者でも十分に対応できます。
まずは、不要な部分をカットし、全体の流れが自然になるように並び替えましょう。シーンごとに切り替えを入れたり、間延びしている部分に演出を加えるだけでも、作品の完成度が大きく変わります。
そして何より大事なのがモザイク処理です。
法律上、性器などの映像には確実な修正が求められます。編集ソフトによっては自動モザイク機能もありますが、精度には限界があるため、手動での調整は必須と考えましょう。処理が不十分だと、販売サイトで削除されたり、最悪の場合にはアカウントが停止されます。
BGMや効果音の挿入も、場面に合わせて工夫すると作品に雰囲気が生まれます。ただし著作権のある音源は使用せず、フリー素材を活用するのが基本です。
凝った編集を目指すより、「見やすく、分かりやすく、安心して視聴できる」作品に整えることを意識しましょう。
【販売する】主要販売サイトと掲載の流れ
編集が終わったら、いよいよ販売の準備です。
同人AVの販売の代表的なサイトは次のとおりです。
販売サイト | 特徴 |
FC2コンテンツマーケット | 国内最大級の個人向けアダルト販売サイト。還元率も高く、顔出しなし・ジャンル自由など参入ハードルが低いのが魅力 |
myfans(マイファンズ) | ファンクラブ型の有料会員制プラットフォーム。動画以外にも画像や音声、メッセージなど多様なコンテンツで収益化が可能 |
XCREAM(エックスクリーム) | インディーズ色が強く、ニッチなジャンルにも強い。作品ごとの価格設定の自由度が高く、手数料も比較的良心的 |
Gcolle(ジーコレ) | フェチ系・マニア向けに特化したプラットフォーム。一定のコア層からの支持があり、地道な更新でファンを増やしやすい |
いずれのサイトでも、アカウント登録と本人確認が必要です。販売者としての登録が済んだら、作品ファイルをアップロードし、タイトル、サムネイル、説明文などを設定していきます。
販売価格は、最初はあまり高くせず、視聴者の反応を見ながら調整していくのが現実的です。シリーズ化したり、定期的に新作を出していくことで、リピーターがつきやすくなります。
同人AV制作を副業にするメリット
いざ、同人AV制作を副業にしようとしたときに、本当に稼げるのか、自分にできるのか不安に感じるものです。
けれども、思いきって取り組んでみた人たちの多くは、意外と始めやすいことや、自分のペースで無理なく続けられる点に魅力を感じています。
ここからは同人AV制作を副業にするメリットを紹介します。
初期費用が少なくはじめやすい
同人AVは、すでに手元にあるスマートフォンや市販の編集ソフトを使って始められるため、大きな資金を用意しなくてもスタートできます。
特別な機材やスタジオを用意する必要もなく、ラブホテルや自宅など身近な場所で撮影を工夫すれば、初期費用をぐっと抑えられます。
副業の中には資格取得や設備投資が必要なものもありますが、同人AVはその点でとてもハードルが低く、思い立ったときにすぐに始めやすいジャンルといえるでしょう。
発想力をそのまま作品に!自由な表現で勝負できる
同人AVは、自分の頭の中にあるアイデアをそのまま形にできる場でもあります
定番のジャンルやルールに縛られることがないので、「こういうシチュエーションを撮りたい」「こんな構成にしたい」といったこだわりを自由に反映できます。
むしろ、ちょっと変わった切り口のほうが、意外にファンに響いたりするものです。
たとえば、「ショートカットの女子がクシャミをする」といった設定でも、映像の雰囲気や演出の工夫次第でコアなファンを獲得できます。商業作品では実現しにくい独特のジャンルや演出が、同人ならではの魅力になるのです。
ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができる
同人AV制作は会社勤めや家庭の事情がある人でも、自分のペースで進めやすいのが魅力です。
たとえば、撮影は週末に、編集は平日の空いた時間に、といったように時間の使い方に融通が利きます。「空いた時間にできる副業を探している」という人にもおすすめです。
決まった納期があるわけではないので、自分の都合や体調に合わせて進められるという点でも、無理なく長く続けられます。外に出て働く副業とは違い、移動の必要もなく、自宅で完結できるのもメリットです。
コンテンツが資産になるため継続収益が見込める
同人AV制作では、動画が販売サイトで公開されている限り、購入される機会がずっと残り続けます。いわばストック型の副業であり、過去にアップした作品が、数か月後になって急に売れはじめることも珍しくありません。
特に、新作をコンスタントに出し続けていくと、それをきっかけに古い作品にも注目が集まり、まとめ買いやシリーズでの購入が増えるなど、相乗効果が見込めます。努力して作った1本1本が、自分の資産として積み上がっていく感覚は、他の副業ではなかなか味わえない魅力です。
無理のないペースで地道に取り組んでも、しっかりと収益の柱が育っていく。こうした継続収益の構造が、同人AVという副業の大きな強みといえるでしょう。
人気がでると高額な収益が見込める
同人AV制作では、地道に作品を出し続けてファンがついてくると、収益の桁が一気に変わってくることもあります。
たとえば、販売価格を3,000円前後に設定し、ある程度の本数が売れるようになれば、月に数万円から数十万円の売上も現実的です。
さらにリピーターがつけば、新作のたびに安定した売上が見込めるようになります。中には、月収ベースで会社員の給料を超えるようなクリエイターも実在しています。もちろんそこまで行くには、作品の質、更新頻度、宣伝活動などすべての要素がかみ合う必要がありますが、努力が収入にダイレクトに反映されるというのは、この副業の大きな魅力です。
同人AV制作を副業にするデメリット
同人AV制作を副業にしたときに、はじめやすさや自由度の高さに魅力を感じたとしても、現実にはリスクや負担を感じる場面も出てくるでしょう。
ここからは、同人AV制作を副業にするデメリットを紹介します。副業を無理なく続けていくためにも、確認しておきましょう。
身バレをして周囲に知られる可能性がある
同人AVを制作・販売するうえで、多くの人が最も心配するのが身バレのリスクです。
販売サイトで顔出しや本名の登録は基本的に不要ですが、撮影中の顔出しやSNSでの宣伝活動によって、意図せず知人に見つかってしまう可能性はゼロではありません。
作品内で顔を出さなければバレないと思いがちですが、完全な匿名性を保つのは想像以上に難しいです。SNSでの投稿が知人に偶然見つかったり、宣伝用に使った写真から「もしかして・・・」とバレてしまう可能性もあります。
匿名で活動する方法や、映像での顔の隠し方、モザイクの工夫などを事前に考えておくことが必要です。
法的リスクへの対応と知識が必要になる
同人AVは違法ではありませんが、ちょっとした油断がトラブルのもとになります。
たとえば、出演者が18歳未満だったり、同意書が不十分だったり、モザイク処理が甘かったりと、制作の過程が命取りになる世界です。
AV制作に関わる最低限の法律や、利用する販売サイトの規約は、必ず目を通しておきましょう。知識がないまま走り出すと、取り返しのつかないことになりかねません。
AV撮影や交渉に一定の精神的負担がある
「カメラを回すだけ」と思ってはじめると、現場での緊張感ややり取りの難しさに驚くことがあります。
出演者の不安を和らげる説明、要望をすり合わせる交渉、現場の空気を整える気配りなど、想像以上にコミュニケーション力が問われるでしょう。
特に、初対面の相手と距離感を詰めながら、撮影を進めるのはかなり神経を使うものです。
演技や構成の打ち合わせがうまくいかなかったり、撮影中に想定外のトラブルが起きたりすると、メンタル的にもこたえます。人と向き合う仕事でもあるという認識は欠かせません。
最初は思うように売れず継続性が試される
どんな副業にも言えることですが、最初からうまくいくケースはそう多くありません。最初に数本アップしてもまったく売れないということも珍しくなく、特に同人AVは競争も激しいジャンルの一つです。
作品のクオリティ、タイトルのつけ方、サムネイルの見せ方、販売サイトの選定など、試行錯誤が必要になるため、すぐに結果が出ないことに焦らない心構えが必要です。
売上が出るまで続けられるかどうかが、その後の収益につながるカギになります。
同人AV制作で収益を得るための4つのポイント
せっかく時間と労力をかけて同人AVを制作しても、販売につながらなければモチベーションも続かないものです。
収益化を目指すには、ただ作品を作るだけでなく、継続して売れる仕組みを意識することが大切になります。どんな準備をして、どんなふうに届けていくか。その工夫次第で、結果が大きく変わってきます。
ここでは、実際に売上を出していくために押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
最低限の活動資金を準備しよう
同人AV制作は少ない費用で始められる副業ですが、完全にゼロ円でできるわけではありません。
最低限の機材(スマホやビデオカメラ、三脚、照明)、編集ソフト、販売サイトの登録に必要な経費など、合わせて数万円は見ておいた方が安心です。
また、撮影場所としてラブホテルやレンタルスペースを使う場合、1回ごとの利用料も発生します。出演者に謝礼を支払う場合も想定しておいた方が無難です。
資金に余裕がない状態で始めてしまうと、途中で止まってしまう可能性もあるので、あらかじめ3〜5本分の制作費を見積もって準備しておくとスムーズに運営できます。
週1回ペースの撮影スケジュールを確保しよう
同人AV制作は続けることが売上につながる副業です。
人気のある制作者の多くは、週に1回、あるいは2週間に1本など、定期的に作品を出し続けています。空いた時間をうまく使って、撮影・編集・アップロードまでの流れを習慣にしていくと、収益化のスピードも上がります。
最初から完璧な作品を目指すより、まずは数を出すことを意識しましょう。作品を積み重ねていくうちに、視聴者の反応が見えてきて、自分の強みや人気ジャンルもわかってきます。継続することが最大の近道です。
人気の作品を見て、ジャンルや特徴を学ぼう
売れている作品には理由があります。
販売サイトで上位にランクインしている作品をチェックすると、ジャンルやタイトルの付け方、サムネイルの雰囲気など、参考になる要素がたくさん詰まっています。
真似をするというよりも、「なぜこれが人気なのか?」という視点で分析していくと、自分の作品づくりにもヒントが得られるでしょう。自分の趣味と視聴者ニーズのバランスを見つけるためにも、他人の作品研究は欠かせません。
SNSを利用してファンをつくる
今の時代、作品を作るだけでは売れにくくなっています。
だからこそ、SNSを使って知ってもらうことがとても重要です。X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSは、単に宣伝ツールとして使うのではなく、自分の人柄や制作のこだわりを伝える場として活用するのが効果的でしょう。
たとえば、新作を出す前に「こんなテーマで撮っています」とか、ちょっとした撮影裏話を投稿するだけでも、見ている人にとっては応援したくなる制作者として記憶に残ります。そうしてできたつながりが、購入やリピートにつながっていくのです。
ただし、露骨な表現や規約違反はアカウント停止の原因にもなり得るので、あくまで節度を持って運用することが前提です。最初は反応が薄くても発信を続けていくことで、少しずつ手応えが出てくるでしょう。
同人AV制作の副業に向く人・向かない人
ここまで読んで、同人AV制作に興味はあるけれど「自分にできるのかどうか」が気になっている方もいるかもしれません。
副業として始めやすいとはいえ、やはり向き不向きはあります。同人AV制作は一人で進める場面が多いため、相性の良さは人それぞれです。
ここからは、同人AV制作に向いている人・向かない人について解説します。
他人と違う視点やテーマを持っている人は強い
同人AVは、自分の世界観を作品に込められる場です。
だからこそ、よくある作品では埋もれてしまいます。ちょっとしたこだわりや、他の人がやっていない発想を持っている人のほうが、視聴者の目に止まりやすくなるでしょう。
たとえば、「フェチ要素を深掘りする」「設定に物語性を加える」「日常感を重視する」など、何かしら自分ならではの要素を盛り込める人は、それだけで武器になります。
奇をてらう必要はありませんが、自分なりの視点を作品に反映できる人は、この分野において強いです。
地味な作業をコツコツ続けられる人が稼げる
地味な作業を淡々と続けられる力は、この副業で一番大事かもしれません。
撮影準備、編集、テロップ入れ、モザイク処理、販売ページの登録作業…見た目以上に手間がかかる工程が多く、しかもそれを1人で回す必要があります。
「今日は少しでも進めておこう」と思える人、反応が少なくても心が折れずに更新し続けられる人ほど、後々になって結果を出しています。派手さよりも、続ける力が最終的な差になる副業です。
他人任せ・数字だけ追いたい人には向いていない
同人AV制作は、「とりあえず外注して回せばいい」「数字さえ上がればOK」という考え方だと、途中でつまずきます。
自分で手を動かしてみないとわからない感覚や、相手との距離感のとり方など、実地でしか身につかない部分がたくさんあります。
また、数字だけを見て焦ってしまうと、「どうして売れないんだ」とモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。数字の前に、まずは作ることそのものを楽しめるかが大切です。
向いているのは、自分のペースで試行錯誤できる人。逆に、他人任せで短期間のうちに成果を出そうとする人には不向きなジャンルです。
同人AV制作は「合法的な副収入」として魅力的な選択肢になる
同人AV制作は、スマホや市販の編集ソフトといった身近な道具でスタートできる副業です。制作から販売までを一人で完結でき、うまく軌道に乗ればストック収入としてコツコツ積み上げることも十分に可能です。
「同人AVを制作するのは違法じゃないの?」と不安に思う方もいますが、適切な手順を踏んで法律にもとづいて制作することで、合法的な副収入として成立します。
もちろん、身バレの不安や法的な注意点、交渉の難しさなど、楽な道ではない部分もあります。地味な作業を苦にせず続けられる人、表には出にくい分野でも自分らしく勝負したい人にとっては、同人AVは十分にチャレンジする価値のある選択肢といえます。
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