近年どの業界でもインバウンド需要が大きくなりつつあります。風俗業界も例外ではなく、インバウンド需要が高まっています。
しかし多くの風俗店がインバウンド対策を行っていないため、高まる需要に応えられていないという現状もあります。
逆に言うと、そうした状況の中インバウンド需要に応えられると、他の風俗店と大きく差別化を図り売上の増加に繋がります。
それではどうして今風俗業界でインバウンド需要が高まっているのでしょうか。また風俗店がインバウンド需要に応えるためにはどういった対策を行えば良いのでしょうか。この記事で解説します。
目次
インバウンド需要とは?
そもそもインバウンド需要とはどういったものなのでしょうか。
インバウンド需要とは、海外から日本を訪れる観光客やビジネス客が日本国内で消費する商品やサービスに対する需要のことを指します。
インバウンド需要は、日本の経済成長を支える要素の1つと言われており、特に観光業、宿泊業、飲食業などの業界での影響が大きいと言われています。
しかしこれらの業界だけでなく、風俗業界もインバウンド需要の恩恵を大きく受けている業界と言えます。
この需要を取り込むか取り込まないかで、店舗の売上に大きな差が出てきます。ビジネスチャンスとも言える領域なので、対策を行い売上の増加につなげたいところです。
風俗店がインバウンド需要も取り込むべき理由
風俗業界でもインバウンド需要が大きくなっていますが、どう対策したらいいのか悩むかもしれません。また本当にインバウンド需要を取り込むべきかも迷っているかもしれません。
風俗店がインバウンド需要を取り込むべき理由は多数あります。続いて、その理由について解説していきます。
円安ドル高が続いている
近年日本への外国人観光客がかなり増加しています。その背景の1つに円安ドル高が続いているということが挙げられます。
日本が高度経済成長期を迎え、GTPが世界上位に入っていた時期には、日本よりも他の国の方が物価が安かったため、日本から海外に出ると安くで様々なものを購入できました。
しかし現在日本の成長は止まり、GDPの推移も低迷していますし、円安ドル高、つまり円の価値が低くなっています。一方中国など目覚ましく成長している国もあり、今や日本は海外から見ると安くで旅行ができる観光地という認識を持たれています。
こうした背景から、外国人観光客が日本に多く来てお金を使うという流れができています。
宿泊業などはその恩恵を大きく受けますが、旅行先に来たらはやり風俗を利用しようという発想になる外国人は一定数います。そのため、風俗業界もインバウンド需要の恩恵を受ける業界と言えます。
外国人の利用を断っている風俗店が多い
多くのホテルや飲食店ではインバウンド需要に応えて売上を拡大しようと、英語を話せるスタッフを雇用するなど、外国人を迎え入れる対策をとっています。しかし風俗店は外国人顧客の利用を断っている店舗も多くあります。
せっかくインバウンド需要が高まっていて外国人が多く訪れているのに、外国人顧客の入店を拒否してしまうと、みすみす目の前の売上を見逃しているのと同じです。
他の店舗が外国人顧客の入店を断っているからこそ、外国人を受け入れている風俗店は珍しいと感じてもらえます。
日本人顧客を相手にするよりもライバルになる風俗店が圧倒的に減少するため、海外の顧客を獲得しやすいというのも、風俗店が売上を上げるためにインバウンド需要に応えたい理由の1つです。
外国人料金を設定し単価を高く取れる
外国人顧客に対しては、海外顧客向けの料金を設定して通常より単価を高く取ることも可能です。
外国人は日本のホームページをほとんどみないため、英語などでかかれた海外顧客専用のページを用意し、そこに単価を高くした金額を記載することで、あたかも通常価格のように見せて購入してもらえます。
また高級デリヘルの場合、金額は問い合わせてください、と記載しておき、海外顧客から問い合わせがあったら通常の価格よりも高めに設定した値段を提示して上げるといった方法も挙げられます。
海外顧客は旅行でお金を使おうとしているため、少し高いくらいだとそこまで気にしません。そのため、金額を高めに設定しても支払ってくれることが多いです。
日本人の場合は正規の値段で出さなければなりませんが、海外顧客の場合単価を高めに設定して売上を上げられるのも、風俗がインバウンド対策を実施したい理由として挙げられます。
身バレの心配がない
風俗嬢は身バレを気にしますが、海外顧客を相手にする場合、身バレの心配がありません。
外国人の友達を持っている風俗嬢はごく稀ですし、旅行客なので日本に知り合いがいる可能性もほぼ0です。
日本人顧客の場合は身バレの可能性も気にしながら女性を案内しなければなりませんが、海外顧客の場合はその心配がないのもメリットとして挙げられます。
言葉が通じなくても接客が可能
ホテルや飲食店の場合、注文を聞いたり案内しなければならないため、英語などの言葉を話せる必要があります。
しかし風俗店の場合、プレイ中は言葉は必要ありません。女性の中には言葉を話せないからと気にする人もいますが、正直英語を話せなくてもプレイは何とかなります。
高級なホテルなどであればしっかり研修を行い英語での対応マニュアルなども作成する必要がありますが、風俗店の場合は言葉がわからなくても接客ができるので、そうした研修を行わなくてもよく、すぐに海外顧客のサービス提供ができるのもメリットとして挙げられます。
風俗店がインバウンド需要を取り込むことによるデメリット
ここまで風俗店がインバウンド需要に応えるメリットについて解説してきました。
インバウンド需要に応えることで他との差別化になったり、単価を高く設定できるといったメリットが見えてきました。
それでは逆にインバウンド需要に応えることによるデメリットはあるのでしょうか。
プレイ内容が海外と異なる
まずは、プレイ内容が海外と異なるという点が挙げられます。
海外の風俗では、本番ができるのが当たり前という国もあります。しかし日本では法律上本番行為が禁止されています。
こうした法律の背景を知らない海外顧客は、デリヘルなど本番禁止の風俗店で本番行為をしようとする可能性があります。
海外顧客の場合、どういったサービスを提供しているのかをしっかりと説明した上で女性を案内しないとトラブルの原因となってしまいます。
トラブルが発生した際も対処がしづらく、こうした点が海外顧客の対応を行う上でデメリットして挙げられます。
リピートが見込めない
外国人観光客は、たまたま観光で日本に来たという人がほとんどです。そのため、1度風俗を利用したとしても、また日本に来て同じお店で遊ぶ確率は極めて低く、リピートはほぼ見込めないと言えます。
やはり風俗店はリピートしてもらってこそ売上が上がります。しかし外国人観光客の場合リピートが見込めないため、一時的に売上は上がりますが、安定した売上の増加には繋がりづらいという事実があります。
しかし、中には仕事などで定期的に日本を訪れる外国人もいます。そうした顧客にアプローチできると、来日する度に利用してくれるロイヤルカスタマーになる可能性もあります。
一概にリピートされないとは言えませんが、可能性としては低いということを念頭に置いておかなければなりません。
外国人NGの女性もいる
女性の中には海外顧客の接客はNGと答える人も多くいます。外国人がNGの女性が多いと、対応できる女性が限られてしまうというデメリットも挙げられます。
大抵の場合面接で外国人の対応ができるかをヒアリングしますが、この際に無理ですと断られた時に、すぐに受け入れてはなりません。
まずはどうして外国人がNGかを聞きましょう。大抵の場合英語が話せないなどの理由を挙げてきます。
そうした理由であった場合、Google翻訳などを使ったら相手と会話できるということを伝えてあげ、不安を取り除きましょう。
そのように伝えて上げると大抵の女性が、それならと承諾してくれます。
女性の信頼も獲得しつつ、海外顧客の対応が可能という承諾もしっかりとっておきましょう。
スタッフの対応が煩雑になる
インバウンド需要に応えるためには、海外顧客向けのHPを用意したり、海外顧客が流入する動線を整えスタッフが対応できるよう準備しなければなりません。
日本人の対応だけでも多くのポータルサイトから流入があり取りまとめるのが大変ですが、そこに海外顧客の対応も加わるとよりスタッフの対応が煩雑になるというデメリットも挙げられます。
また箱ヘルなど対面で接客する場面がある風俗店の場合、スタッフが英語を話せないと意思疎通を図れません。そのため、すぐに海外顧客を迎え入れられない場合もあります。
スタッフの研修を積んだり、オペレーションが複雑になるといったデメリットも加味しておきましょう。
予算を割いて集客する必要がある
インバウンド需要に応え海外顧客を集客するためには、予算を割いて集客する必要があります。
海外顧客は多くの場合ポータルサイトから集客することになりますが、ポータルサイトに自店の広告を掲載するためには広告費が必要です。
バナーなども日本語だと外国人顧客は読めないため、英語版や中国語版など様々な言語でバナーを用意しなければなりません。
その分予算が掛かってしまうため、採算が合うかを見る必要がありますし、そこにしっかり予算を割いて対策する必要があるというデメリットも挙げられます。
支払い方法が限られる
外国人顧客の場合、支払い方法に注意しなければなりません。
日本円で現金支払いの場合も問題がありませんが、ドルなど日本円以外の通貨しか顧客が持っていなかった場合、別の通貨で金銭を受け取らなければなりません。
受け取った通貨は日本円に変える必要があり、その際に手数料を取られてしまいます。別の通貨で料金を受け取る際は、手数料も加味して料金をもらいましょう。
またカード払いも少し注意が必要です。大抵の場合カードでの支払いはうまくいきますが、特殊なカードを使用している場合、カード払いができないこともあります。
カードが使えない場合は現金での支払いとなりますが、手元に現金を持っていなかったり日本円を引き出せないという顧客もいるため、デリヘルなど派遣型の風俗店の場合、確実に顧客が料金を支払えるか確認してから派遣するようにしましょう。
風俗店がインバウンド需要対策を行いたい国
ここまで風俗店がインバウンド対策を実施するメリットとデメリットを伝えてきました。
インバウンド対策は多くの風俗店が実施していないためブルーオーシャンではありますが、対応が煩雑になったり予算をしっかり割かないといけなかったりといったデメリットも挙げられます。
それではインバウンド対策を実施する場合、どの国に対しての対策を特に重点的に行えば良いでしょうか。
中国
中国は日本に訪れる外国人数で最も多い国です。中国人の対策は必ず実施しましょう。
中国は今目覚ましく成長している国の1つです。国民自体がお金持ちになっているため、日本に旅行にきてお金を使おうという中国人が増えてきています。
また中国では、「7泊8日の買春ツアー」なるものが組まれています。
【1日目】 東京の夜景を見学した後に女体盛りの夕食を
【2日目】 都庁見学→昼食に日本のラーメンを堪能→午後は表参道でお買い物→夕食は神戸牛焼肉→歌舞伎町でストリップ鑑賞→歌舞伎町でデリヘル体験
【3日目】 秋葉原で大人のおもちゃ購入→メイドカフェ→六本木でオイルマッサージ(非風俗)→夕食は寿司→夜は吉原のソープランド
【4日目】 AV撮影現場見学→AV女優を連れて夕食までデート(お台場→浅草→寿司)→夜はAV女優とお楽しみ
【5日目】 富士山観光、大気汚染がないきれいな空気を吸おう→川魚料理に舌鼓を→箱根大涌谷温泉→夕食時には和服の美女宴会コンパニオンが登場! 忘れられぬ一夜を(本番あり)
【6日目】 浜松の米空軍基地を参観→うなぎを食べて精を付けよう→浜松城→海鮮料理→浜松の韓国デリヘル
【7日目】 トヨタ本社及びトヨタ博物館をビジネス視察→鈴鹿サーキットでF1コースを見る→名古屋の手羽先居酒屋で夕食→名古屋のおっぱいパブ→ピンサロで花びら2回転(本番なし)
【8日目】 中部国際空港より帰国、懐かしいわが家へ
引用: 文春オンライン
このようなスケジュールを組み、日本を観光している中国人が多くいるのです。
また、50人のAV女優から1人のAV女優を選び遊ぶというツアーも組まれております。
このようなツアーも組まれるほどなので、中国人に対する対策は必ず実施しておきたいです。
韓国
韓国人も日本への観光客として多く流れ込んでいます。年々日本へ観光に来る韓国人が増加しているため、しっかり対策を行いたいです。
韓国でも風俗が主流となっているため、日本で風俗を利用することに対して特に抵抗がなく、利用率も高いです。
日本政府が出しているデータによると、訪日外客数のうち韓国人は25%と最も大きな割合を占めているとのことです。これくらい韓国では日本が人気の観光地として認知されています。
背景として、日韓関係が以前よりも改善されたということも考えられるでしょう。
韓国人の人気のエリアとしては福岡が挙げられます。東京にも多くの観光客が流れてきますが、韓国から福岡まではフライトで1時間半という短い時間で移動できます。距離的な観点では他のエリアより旅行のハードルが低いと言えます。
また韓国人は日本人であることや、AV女優に対して大きな価値を感じています。そのため、日本に来て日本人女性を抱きたいという発想の人が多いのも事実です。
アメリカ
アメリカもインバウンド対策を実施しておきたい国の1つです。アメリカは英語を使う人がかなり多く、英語圏の対策も行っておけると、多くの顧客に対しての対策が行えます。
また現在円安ドル高が続いているため、アメリカから日本に旅行に来てお金を使おうという外国人は増えてきています。
そのため、英語の対策ができないと、多くの外国人顧客を取り損ねてしまうことになります。
英語は世界共通言語ですし、日本人が日本語以外で最も馴染みのある言語で義務教育でも習っているため、スタッフも最低限の対策は取れるでしょう。
風俗店が実施すべきインバウンド集客対策
ここまで風俗店がインバウンド需要に応えるメリットデメリットや、対策すべき国について解説してきました。
それでは具体的にインバウンド需要に対する対策としてはどういったことを行えば良いのでしょうか。
外国人向けポータルサイトへの出稿
最も有力な対策としては、外国人向けのポータルサイトへ広告を出稿することが 挙げられます。日本ではシティヘブンなどが大手のポータルサイトとして挙げられていますが、外国人はそれほど多く見ていません。
外国人は外国人が見ているポータルサイトがあるため、そのポータルサイトに広告を出稿することで、より多くのユーザーにリーチできます。
外国人向けのポータルサイトについては後述します。
外国人向けオウンドメディアの構築
外国人顧客向けにオウンドメディアを構築するというのも、インバウンド対策として行っておきたい施策です。
こちらはSEO対策を実施し、オウンドメディアへの流入を増やし、そこで自店のPRを行うというものです。
ただしこちらは英語で記事を執筆しSEO対策を行うため、少しハードルが高いというデメリットが挙げられます。
またSEO対策は半年ほどは期間を見る必要があるため、すぐに効果が表せるものではありません。
そのため長期目線でインバウンド需要を獲得するという考えで取り組みましょう。
外国人向けSNSの構築
外国人向けにSNSを構築し発信を行うのも、風俗店が実施したいインバウンド対策として挙げられます。
SNSの構築はオウンドメディアの構築ほどは時間を要しません。とはいえある程度の発信力がつくまで数ヶ月はかかるので、それくらいの期間は見ておきましょう。
特に風俗店と相性がいいのは、Twitterです。Twitterはアダルトな投稿もある程度許容されているため、風俗店がアピールしたいアダルトな部分もしっかり発信できます。
文字も少し打ちますが、写真や動画がメインとなるため、英語の文章を作り込まなければならないということもありません。
連絡ツールの確保
連絡ツールもしっかり確保しておきましょう。日本ではLINEが主流ですが、中国ではWeChatがメインで使われています。また、韓国ではKakaoTalkが連絡ツールとして主流です。
他にもメールやWhatsAppなど、海外顧客は日本では通常あまり使われていないような連絡ツールを使っていることが多いです。日本では聞き馴染みがないツールかもしれませんが、顧客のことを考えてこうしたツールをしっかりと導入しておかないと、問い合わせが減少する可能性が高いです。
インバウンド向け風俗店ポータルサイト
風俗店がインバウンド需要に応えるデメリットもありますが、しっかりと対策を行うことで、より売上を増加させられます。
具体的にどういった対策を講じれば良いかも紹介してきました。
そのうちの1つにポータルサイトに広告を出稿するというものを紹介しました。
海外顧客はポータルサイトからの集客がかなり多くなるので、ここにどれだけ力を注ぐかで結果が変わってきます。
海外顧客向けのポータルサイトは複数ありますが、どういったポータルサイトを利用すると結果が出やすいのでしょうか。
Tokyo Erotic Guide
Tokyo Erotic Guideは関東圏エリアに特化した外国人OKの風俗店をまとめているポータルサイトです。
エリアや業種で検索をかけられるため、利用者は店舗を絞りやすく、好みのお店を見つけやすいという特徴が挙げられます。
また言語も日本語・韓国語・中国語・英語の4ヶ国語に対応しているため、ほとんどの外国人顧客が文字や利用方法を読めるよう設定されています。
ヘブントラベラー
ヘブントラベラーは日本で最大手の風俗ポータルサイト「シティヘブン」の海外版です。こちらは海外の風俗ポータルサイトでも集客力があるため、活用できるとインバウンド需要にも応えやすいです。
ヘブントラベラーは利用者数が多いため、まずはヘブントラベラーの広告を出稿し反応を見て、その後他のポータルサイトにも出稿できると良いでしょうか。
また東京以外の地域にも対応しているため、関東以外のエリアでインバウンド対策を行いたい場合は必須のポータルサイトです。
Tokyo night style
Tokyo night styleは関東エリアに特化した外国人向け風俗ポータルサイトです。特徴としては、潜入調査記事が掲載されている点です。
こちらは外国人が実際に店舗を利用し、サービス内容を細かくレポート記事として掲載してくれているため、どんなプレイができるのか、どんな女性が在籍しているのかを伝えられます。実際に利用した顧客の声として伝えられるのでかなり信憑性が高いのも嬉しいポイントです。
また、体験談はバナーと共にトップページに大きく表示されます。そのため、目を惹き自店の認知度を高めてアクセスを集められます。
女性の体験費用は自費になりますが、それ以上にポータルサイトのトップページに大きく表示されるメリットの方が大きいのではないでしょうか。
インバウンド需要に応えた風俗店の実態
ここまで風俗店がインバウンド需要に応えるために具体的に実施したい対策を紹介してきました。
それではインバウンド需要の対策を実際に行ったところ、どんな反応があったのでしょうか。成功している事例とそうではない事例があるので、その2つを紹介します。
京都祇園では箱ヘルで成功
「外国の人も来ます。(ヘルスは)どこも(インバウンドを受け入れている)。白人も中国人も。トラブルはほとんどないね。みんな少し日本語が話せるから。ペラペラの人もいるし。国によっては”本番”が当たり前のところもあるから、最初に説明して(システムを)理解してもらってから案内している。女の子によっては喜ぶ子もいる。勉強になるから。でも、外国人NGの子もいるからね」
・・・
店舗型の風俗店はどこもインバウンドを受け入れていて、外国人はマナー良く遊んでいるようだ。なかには、外国人向けに「Escort service」、「Welcome」と、英語の張り紙を店頭に出している店もあった。続けて、水商売店のインバウンド対応を取材してみた。
「(外国人の客は)いますよ。中国人も、韓国人も、白人も。たまに女性の方も来ます。〝日本のキャバレークラブで飲みたい〟って」(木屋町のキャバクラの客引き)
〝オーバーツーリズム〟として問題になっているかを尋ねると、「なっていない」という。むしろ「もっと客に来てほしい、客が来過ぎて困るということはない」とのことだ。他の客引きにも話を聞いてみた。
・・・
「ウチは外国人は入れないからね。(言葉の)キャッチボールができへんやろ。〝インバウンドが増えた〟とか関係ないよ。外国人がお金を落とすのはホテル、土産物屋、居酒屋くらい。あとはバーに行く感じ」(祇園のオッパブの客引き)
・・・
一方で水商売店は、全体的にはインバウンドにあまり期待していないようだった。キャバクラでは「外国人だけ特別価格」ということはないという。オッパブでは外国人NGの店が多かった。なお、「外国人が日本語を話すことができれば店に入れている」という話や、「外国人客が増えれば料金システムを後払いではなく〝キャッシュオン(テーブルにドリンク1杯が来たら、その場でドリンク1杯分の料金を払う。または注文の段階で支払う)〟に変更して対応したい」という意見を、キャバクラの客引きから聞くことができた。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/381e82c7403fe1fbe931d423f80397f61da50419
箱ヘルの場合、受付の時だけ言葉を話せたら、プレイ中は特に言葉を交わす必要がなく、女性の負担も少なく問題なく接客ができます。
しかしお客と話すことで価値を提供しているキャバクラやガールズバーの場合、キャストが英語を話せるか、観光客が日本語を話せないと、そもそもサービス提供が成立しません。
英語を話せるキャストは少ないですし、日本語を話せる外国人も多くないため、ほとんどのキャバクラやガールズバーでは、外国人からの売上は小さいというのが現状です。
また外国人にサービス内容を説明しても理解してもらえず、トラブルの原因になる場合もあるため、最初から外国人の入店を断っている店舗も珍しくありません。
京都にはインバウンドで多くの外国人観光客が訪れてはいるものの、サービスの特性上その外国人を取り込めないという悩みに直面しています。
吉原は外国人からも注目を浴びている
6月下旬に吉原の街を取材していると、ときおり外国人の団体客の姿を見かけた。角町通りの総額6万円ほどの高級店に10人ほどの中国人中年男性がなだれ込んでいく様子は大迫力であった。トンネルの中に電車の車両が次々に吸い込まれていくようで、その迷いのない猛々しい姿を眺めて呆然とした。車で乗り付け、3人で街を回るアジア系の若者もいた。白人の単独客の姿もあった。
仲之町通りには外国人客向けの案内看板が設置されており、受け入れ可能な店の名が表示されていた。5人の制服姿の女の子の写真と「Only 20~25 Years old KAWAII Girls」という英語の文字表記だけの看板を出している店もあった。また、細い路地にある人気格安グループのソープが、英語、中国語、韓国語を併記した看板を出していた。吉原の国際化が進んでいることを、改めて実感させられた。
引用: https://news.yahoo.co.jp/
吉原は近年外国人から注目されているエリアでもあります。ソープランドという業種だからこそ注目されるという点もありますが、それ以外にもエリアの特徴が注目を浴びています。
多くの風俗街では、ソープランド以外にヘルスやキャバクラなどの風俗店も立ち並んでいますが、吉原はソープランドしか並んでいません。全国で滋賀県の雄琴や岐阜の金津園、埼玉の北銀座くらいしかソープランドが立ち並んでいるエリアはないため、かなり珍しいと言えます。
また吉原は高級店と呼ばれる部類の店舗が50軒以上あり、その中でも超高級店が20店舗ほどあります。外国人観光客としてはお金を使って贅沢に遊びたいため、高級店が固まっている吉原は遊びがいがあるエリアと言えるでしょう。
こうした背景から、吉原が外国人からかなり注目を浴びていて、英語や韓国語、中国語の看板を用意するなどしてインバウンド対策を実施しています。
インバウンド需要に早くから着目した高級デリヘルを経営する私の事例
インバウンド需要に応えることで、多くの外国人顧客を取り込んで売上を上げられることがわかったのではないでしょうか。
ただしそうした対策を実施するにあたって、オペレーションが煩雑になったら広告費を割く必要があったりと、いくつかのデメリットが挙げられます。
ここからは私が実際にインバウンド対策を取り組んだ結果どう店舗の売上が変化したかを紹介したいと思います。
コロナが収まった頃から出稿開始
私がインバウンド対策を開始したのは、コロナウィルスの余波が収まりかけた2022年の夏です。この頃もまだコロナウィルスの影響で来日する外国人は多くはありませんでしたが、今後コロナウイルスが収まり外国人観光客がなだれ込んでくるだろうことを予想して、先手を打ってインバウンド対策を実施しました。
最初に広告を出稿したのはTokyo Erotic Guideでした。その後Tokyo night styleにも広告を出稿し、しばらくこの2つのポータルサイトから集客を行っていました。
私が経営する高級デリヘル「ヴェルグ」では、リストの収集も行っております。つまり、メルマガに登録してもらい、メールアドレスを収集しています。
この2つのポータルサイト経由でリストもある程度獲得できていたので、一定の効果を上げていました。しかしコロナの影響もあってか、初月からいきなり成約に結びつくことはありませんでした。
2ヶ月目に結果が出る
しかし広告を出稿して2ヶ月目。外国人の成約が発生しました。その月は6名の新規顧客を獲得できました。問い合わせも10件以上あり、広告の効果が表れているのを実感しました。
その後も広告を継続し、コンスタントに外国人顧客の成約が増えていったため、広告を出稿して正解だったなと実感しました。
中には日本と中国を往復する中国人もおり、そうした顧客は来日する度に店舗を利用してくれロイヤルカスタマーにまで育ってくれました。
さらに、利用してくれた外国人が友人を連れて再度利用してくれるといったことも起こりました。紹介でも外国人の新規成約がでたのはとても大きいなと感じました。
海外顧客向けオウンドメディアも立ち上げる
日本人向けにはオウンドメディアとメルマガでのステップ配信を構築していましたが、広告を回してみたところ予想以上に海外顧客からの反応があったため、外国人向けにもオウンドメディアを構築し、リストを収集してステップ配信を流すことで、新規顧客を獲得できるのではないかと考え、オウンドメディアの構築も行いました。
こちらは企画を考えてから完成するまで1年ほどかかりましたが、今では毎月しっかりリストを獲得し、このオウンドメディア経由で売上も上がり始めています。
海外顧客向けの対策を行ったことで、これまで開拓できなかった領域を開拓できましたし、それにより利益も大きくプラスになったため、対策を行ってよかったなと感じております。
これから取り組むにあたって不安な点など多いかもしれませんが、正しくインバウンド対策を実施すれば風俗店も利益を出せることがわかりました。
風俗業界こそインバウンド需要に備えるべし
この記事では、私の実体験も交えながら風俗店が実施すべきインバウンド対策について解説してきました。
風俗店がインバウンド対策を実施することで、スタッフのオペレーションが煩雑になったり、女性とのトラブルの原因になったりする場合もありますが、それ以上に多くの風俗店がNGにしている外国人顧客を獲得でき、売上を上げられるというメリットが大きいです。
私自身インバウンド対策を実施したことで利益を拡大できました。オウンドメディアの構築には少し時間がかかりましたが、今のところ特に大きな問題などは生じていないため、インバウンド対策を実施してよかったなと考えています。
これからますますインバウンド需要は高まるとみられています。ライバルが少ない今のうちに、早めにインバウンド対策を実施し市場を勝ち取りませんか。
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