メンズエステの経営を安定化させるために見落としがちなのが、客層の理解です。
メンズエステを利用する客層や自店を利用している客層を分析し改善できると、セラピストの働きやすい環境を作ることができたり、さらに集客が加速する可能性があります。
この記事では、経営を安定化させるために、メンズエステを利用する顧客層を理解し、集客にどのように活かすのかを解説します。
目次
メンズエステはどんな客層のお客が多い?
まずは、一般的にメンズエステはどんな客層が多いのかを解説します。
メンズエステを利用する客層を理解しておくことで、大きな市場を取ることができますし、その人を狙って広告を作ることができ、集客が加速します。
年代は30〜40代
メンズエステを利用する年代としては、30〜40代の男性が多いです。立地にもよりますが、ビジネス街に店舗を構えるとサラリーマンの利用割合が多くなります。
仕事帰りに利用することが多いので、18時から22時頃までは集客のピークとなるでしょう。
20代の男性もいますが、30代以降に比べると割合は少ないです。
仕事の疲れを癒しに、マッサージだけでなくトークも楽しみにきている方も多くいます。
高収入な人が多い
メンズエステを利用する顧客層として、高収入な人が多いというのも特徴として挙げられます。
性欲を発散させようと思うとデリヘルなどの風俗を利用します。性欲は三大欲求なので、積極的に発散させようと思いますが、その欲が満たされている人がメンズエステを利用します。
メンズエステを利用するということは性欲はある程度お金で満たすことができている人なので、層としてはある程度収入がある人がターゲットになります。
紳士的な人が多い
メンズエステを利用する客層は、紳士的な人が多いです。
収入が安定している人が多いので、心のゆとりもあります。
また性欲を発散させる場所ではないという理解があるので、風俗と比べると無茶な対応を求めてくる人も少ないのが特徴として挙げられます。
マナーを守って楽しく利用してくれる人が多いので、客層的には経営しやすいと言えるでしょう。
メンズエステの客層が求めていること
メンズエステの客層を理解するためには、その客層が求めているニーズを把握することが重要です。
メンズエステを利用する人たちはどういう理由でメンズエステを利用するのでしょうか。
癒しを求めてくるお客が多い
メンズエステを利用する理由として、癒しを求めているということが挙げられます。
マッサージをすることでも癒されますが、単純にマッサージを求めているのであれば、町のマッサージ屋さんに足を運ぶはずです。
しかしそんな中でもメンズエステに足を運ぶのは、セラピストと楽しく話して癒されたいというニーズがあるからです。
上質なマッサージを提供することも重要ですが、セラピストの接客面もメンズエステでは求められているので、ここに注力することが経営を安定させるために重要です。
積極的に責められたい
メンズエステはセラピストから際どい部分までマッサージを受けるというサービスで、男性から積極的に触るということはできません。
そのため、どちらかというと責められたいという欲求が強い人が来店する傾向があります。
セラピストが主導権を握り、マッサージをしてもらいながら焦らされ、そこから何が起こるのかわからないという展開を楽しみたいという人がメンズエステを利用します。
もしかしたら、を狙っている人も多い
メンズエステはセラピストが少しセクシーな格好をしていて、愛嬌のある接客をしてくれるというのが特徴です。
マッサージの内容は簡易的なリンパマッサージなどですが、セラピストの愛嬌などに惹かれて来店する方が多いのがメンズエステです。
セラピストがセクシーな格好をして、愛嬌のある接客をしてくれるからこそ、その先があるのではないかというドキドキを味わっている男性もいます。
しかし、確実に性欲を発散したいという場合は風俗に行くので、あわよくば、程度で考えている男性が多いです。
メンズエステの客層は求人に影響する!その理由とは?
ここまで一般的なメンズエステの客層やニーズについて解説してきました。
しかし同じメンズエステでもお店によって客層はバラバラです。
実はメンズエステの客層は求人や集客に大きな影響を与えるので、今の客層をしっかり理解しておくことはとても重要です。
それではどうしてメンズエステの客層が求人などに影響するのでしょうか。その理由を解説します。
嫌なお客が多いとセラピストが離れる
まずは単純に、嫌なお客が多いとセラピストは接客したくないと感じてしまい、お店をやめるセラピストが増えるということが挙げられます。
クレームをつけてきたりセラピストが嫌がることを強要したり、マナーを守って利用できない人が多いと、セラピストが全て対応することになります。
しかもサービスはお客と2人きりの密室で提供されるため、女性としては何をされるかわからないという恐怖心もあります。
そのため、客層が悪いとセラピストが離れ、いいセラピストがいないからお客も離れ、経営が悪化していくということが起こります。
悪い噂は業界内で回ってしまう
メンズエステで働こうと思うセラピストは、お店の口コミなどを調べて安心して入店できるところを選びます。
そのため、客層が悪いとその噂が回ってしまい、これから面接を受けようと思っているセラピストの耳にその噂が入ると、面接を受けなくなるということも起こってしまいます。
特にこうした業界は噂が回るのが早いため、客層が悪化してきたと感じたら早急に改善する必要があります。
求人応募するセラピストはHPなどをチェックしている
求人応募するセラピストはHPやSNSなどをチェックして、このお店だったら安全に働けるかを確認しています。
例えばHPで格安などと謳っている場合、セラピストからすると客層が悪そうと感じてしまいますし、自分のお給料も安くなりそうだと感じさせてしまいます。
他にも露出度が高すぎると過剰な欲求をする人が多いかもしれないと推測され、求人応募を見送る可能性があります。
こうしたことから、HPはお客に向けて作ることも大切ですが、求人応募するセラピストのことも考えて作り込めるとよりよいです。
客層が悪いメンズエステ店の特徴とは?
客層が悪いとセラピストが離れてしまい、その結果お客も離れて経営が成り立たなくなってしまいます。
そのため客層が悪い場合、早急に客層の改善に取り組むことが必要ですし、客層が悪くならないための対策を打つことも必要です。
それでは、客層が悪いメンズエステ店には一体どのような特徴があるのでしょうか。
料金設定が安い格安店
まずは価格の安さを打ち出しているお店が挙げられます。価格が安いということは多くの人を集められることにもつながりますが、一定数過剰な要求をするなどマナーを守れないお客もいます。
特に安い価格だとそうした客層が増えてしまうので、料金設定が安いお店や、価格の安さで勝負しているお店は、客層が悪化してしまいます。
繁華街の近くにお店がある
立地も客層に関係します。繁華街の近くにお店を構えている場合、どうしても客層が悪くなってしまいます。
お酒を飲んだ後勢いで利用した、という客もいたりします。泥酔していたら正常な判断ができないので、セラピストに迷惑をかけてしまう原因となります。
繁華街だと人が集まるため集客しやすいですが、客層は悪くなってしまうので注意が必要です。
サービス内容が過激
メンズエステはセラピストがマッサージを提供するというのが通常のサービスですが、それ以外の裏オプションが提供されているなど、サービス内容が過激なお店は客層が悪くなってしまいます。
裏オプションなどを提供していると顧客はもしかしたら、という期待を抱いてサービスを受けます。
しかし思い通りにならなかったりセラピストにお願いしてもサービス上提供できないと言われてしまったら、怒ったり強要したりする人も中には出てきます。
サービス内容が過激な場合法律に触れる可能性もありますし、客層も悪化してしまうのでサービス内容の見直しや打ち出し方も見直す必要があります。
メンズエステの客層を改善するメリット
ここまで客層が悪いメンズエステの特徴を紹介してきました。
こうした特徴があるとセラピストは求人応募を見送ります。それで新人が減りお店の魅力も落ちて顧客が集まらないという悪循環に陥っていきます。
それでは、メンズエステの客層を改善することでどういったメリットがあるのでしょうか。続いてそのメリットについて解説します。
セラピストが働きやすい環境を作れる
まずはセラピストが働きやすい環境を作れるというメリットが挙げられます。
セラピストが働きやすいとストレスなく働けるのでより質の高いサービスを提供できます。
また安心して働ける環境だと、セラピストも長く働こうと思ってくれてセラピストがお店に定着しやすくなります。
リピーターを作ることも大切ですが、長く働いて稼ぎ頭になってくれるセラピストを育成することもお店の経営を盛り上げる上で欠かせません。
客層を改善することで長く働いてくれるセラピストを育てることができます。
セラピストの求人応募にも影響する
客層を改善することは、セラピストの求人応募にも影響します。
客層が悪いとその噂が周り、求人応募が少なくなってしまいます。
しかしそうした噂が回らないと求人応募に来てくれるセラピストは増えますし、逆に客層がいいことをアピールできると、セラピストは安心して働けるので、働きたいというセラピストを集められます。
客層を改善することは、求人応募にも影響があり、より上質なセラピストに働いてもらえるようになります。
トラブル防止に繋がる
メンズエステに来る客層が悪いと、過剰な要求をするなどトラブルを引き起こす種になります。
しかし客層を改善することで、ルールやマナーを守って利用しようとするお客が増えるので、トラブルの件数が減っていきます。
トラブルが起きてから対処することも大切ですが、未然にトラブルが起こらないよう対策を講じることも重要です。
客層をよくすることで、トラブル防止のための対策を行えるのです。
メンズエステの客層を改善するには?
ここまでメンズエステの客層をよくするメリットや、客層が悪いメンズエステの特徴について解説してきました。
メンズエステの客層を改善することで、よりレベルの高いセラピストが応募してくれたり、トラブルを未然に防止できるといったメリットが挙げられました。
それではメンズエステの客層を改善するために、具体的に何をすれば良いのでしょうか。
誓約書・同意書を記入してもらう
メンズエステの客層をよくする取り組みとして、誓約書や同意書を記入してもらうということができます。
誓約書の内容としては、禁止事項をしっかり記載しておき、ルールを守ったら処罰が下るという内容を記載しておきましょう。
この書類をこれから利用する顧客と読み合わせて、同意してもらえるようだったらサインをもらいましょう。
こうすることで、ルールを破ってしまった際にどんな処罰が降るのかを顧客にイメージさせることができますし、ルールに同意してくれるお客しか集まらず、客層が改善されていきます。
高品質なサービスを提供する
高品質なサービスを提供することも客層を改善する取り組みとして有効です。
ただし過激なサービスを提供するのは避けましょう。サービス内容が過激になると、顧客の欲望が加速してさらに過激なサービスを求めるようになります。
そうではなく、質の高いサービスを提供できるよう努めましょう。
サービスの質が向上することで、顧客も高級感を感じます。高級な場所に行こうと思うと自分自身もしっかり身だしなみなどを整えた上で利用しようという気持ちになるので、自然と客層が改善されていきます。
定期的に接客内容を見直したり研修を行う中で、より顧客に価値を提供できないかを考えてサービスを提供しましょう。
セラピストへの教育を徹底する
セラピストへの教育を徹底することも、客層の改善につながります。サービス内容は統一する必要がありますし、どういうコンセプトでお店を運用しているのかも知ってもらう必要があります。
例えば友達からこんなサービスを受けたと紹介された友人がお店を利用した場合を考えてみましょう。
友達から聞いたのとは違ったサービスが提供されたらその友人は「友達はこれをやってもらっていた」などという言い争うが起こる可能性があります。
そうならないよう提供するサービスの内容は同じにしておく必要があります。
またお店のコンセプトを明確に伝えることで、セラピストがどんな接客をしないといけないのかが明確になります。
ここを統一しておくことで、HPの内容と実際提供しているものが違ったということを防げます。
セラピストがしっかりサースを提供できるようになると、そのサービスを求めている顧客が集まり、客層が改善されていきます。
メンズエステの客層はお店の経営安定のために重要!
この記事では、メンズエステの客層はお店の求人や集客に影響を及ぼしている理由や、客層を改善するための方法について解説しました。
客層が悪いとセラピストが離れてしまい、お店の魅力が落ちて顧客も離れてしまいます。
逆に客層を改善することで、上質なセラピストが入店してくれ、お店に魅力を感じる人も増えて経営が安定します。
客層を改善するための具体的な方法も解説してきたので、今一度自店の客層を見返してみて、この記事を参考に客層の改善に取り組んでみてください。
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