店舗経営で累計10億のヒロです!
今回は
- ①そもそもなぜ離職率が高いのか?
- ②離職率を下げる3つの施策
- ③実際のマネジメント実例
このような内容を話していきたいと思います!
目次
アルバイトの離職率はなぜ高いのか?
まずは、なぜ離職率が高いのかについてです。
結論として、離職率が高い理由として
- 負担となりやすいシフト体制
- コミュニケーション不足
- 賃金が上がらない
これらが挙げられます。
このうち1つでも当てはまっていると
いつまで経っても離職率を下げられません。
理由としては、
- 働いていて気分が下がる
- モチベーションが下がる
- 不信感につながる
などが挙げられます。
改善しないままでいると従業員を定着させることは難しくなり、
結果やめたり入ったりを繰り返すだけ。
そのままでは自分がいなくても
安定している店舗経営を達成させるのは到底無理です。
これから自分の事業を拡大させたいのであれば、
まずは離職率が高い環境になっていないか
セルフチェックしてみてください。
シフト体制が負担となり離職率が高い
まず1つ目の負担となりやすいシフト体制についてです。
給料が良くても負担になりやすいシフト体制だと
従業員から反感を買われやすくなってしまいます。
例えば長時間拘束され、
いきなりシフトを入れられるような職場を想像してみてください。
恐らく、自由が感じられず
どんどんモチベーションが下がっていく自分が想像できるはず。
そこで自店舗のシフト体制について問題がないか知りたい場合は
- 出勤時間が早くなっていくシフトになっていないか
- 1人のアルバイトに負担をかけすぎていないか
- 希望したシフトを無視していないか
- シフト表の発表がいつも直前になっていないか
これらの観点でチェックしてください。
アルバイトから内心不満に思われている可能性があります。
1つずつ問題点を解消して、万全なシフト体制を作るようにしてください。
コミュニケーション不足で離職率が高い
2つ目はコミュニケーション不足についてです。
「コミュニケーション不足だとそんなまずいの?
うちはあまりスタッフと余計な会話はしない主義なんだけど」
このように考えているのであれば、かなりヤバいです。
もし、コミュニケーションが不足していると、
スタッフはあなたの考えていることが分からなくなります。
次第に信用されなくなり、
仕事に対するモチベーションも低下しやすくなります。
とくに褒めが少なく、指摘や注意が多い場合はかなり危険。
自分たちが認められている実感が薄くなり、
職場に対する帰属意識が下がってしまうんです。
最悪の場合、あなたのもとで働いているアルバイトは
「この職場じゃなくていいや」と考え始めてしまいます。
アルバイトのモチベーションを保つためにも、
褒めを中心にコミュニケーションを増やしましょう。
このように単純な褒めでも従業員は喜ぶものです。
自分が認められていると感じ、
より積極的に働いてくれるようになります。
従業員が良い働きをした場合は、
積極的に褒めてモチベーションを高めていくようにしてください。
モチベーションを向上させることで、
自店舗に対する帰属意識が高まります。
従業員を定着させたいのであれば、マストで行ってください。
アルバイトの賃金が上がらず離職する
3つ目は賃金が上がらないことについてです。
理由としては、いくら褒めが多くても、融通の利くシフト体制でも
賃金が上がらないと従業員のモチベーションが下がってしまうから。
例えば、賃金が上がらない職場で働いている従業員の心情を想像してみてください。
従業員は「給料が変わらないならがんばらなくていいや」
と考え始めてしまうことがほとんど。
もっと深刻化すると
「ちゃんと評価して給料上げてくれるところで働こうかな」
と考え始めてしまいます。
そうなると職場の離職率は高いままになってしまうんです。
とはいえ、賃金を無理に引き上げてしまうと
自分の首を締めることになってしまいます。
そこで賃金が上げる際には条件を設けましょう。
- 評価制度を設けて、達成している人のみが昇給できる
- 顧客からの満足度向上、口コミにつながった場合はインセンティブを与える
このように成果報酬のような形だと、
賃金を上げる理由につながります。
何の理由もなく賃金を上げるのではなく、
成果に応じて評価する仕組みを作りましょう。
アルバイトの離職率を下げる3つの施策
続いて、離職率を下げる3つの施策についてです。
離職率に関するKPIを設定する
まず1つ目が「KPIの設定」
KPIとは「Key Performance Indicator」の略称で、
日本語で重要業績評価指標を表す言葉です。
もっとわかりやすくいうと、
目標を達成するために設定する
日々の活動の具体的な行動指標のこと。
例えば、美容サロンを経営している人を例に挙げると。
最終目標が「新規再来率の目標を60%」にすることであれば、
KPIとして
- 次回予約のアポ率を80%にする
- キャンセル率を10%未満にする
などが挙げられます。
KPIを使って数字管理ができれば、
どのような行動を取ればよいのか
従業員にとっても分かりやすくなるのがメリット。
具体的な行動がイメージできるので
モチベーションにもつながりやすくなります。
具体的な目標がある分、スタッフへの指示出し、
意思疎通がしやすくなるので
早い段階でKPIを設定しましょう。
無理矢理アルバイトのシフトを決めない
2つ目に大切なのが「無理矢理シフトを決めない」。
無理やりシフトを決めるのではなく、
従業員が希望する勤務シフトを最大限考慮しましょう。
従業員の希望を汲んでシフトを作成することで、
従業員は「ここは自分の希望を聞いてくれる職場だ」
と思ってくれるようになります。
そこで従業員のシフトを決める際のコツとして、
次の3つを意識してみてください。
- シフト作成を早めに行う
- 各従業員の事情をヒアリングしておく
- 忙しくない日はシフトを減らして調整する
このような工夫を行うことで、
従業員の希望に沿ったシフト作成がしやすくなります。
無理矢理シフトを決めないように、
常に工夫しながら動きましょう。
アルバイトの評価制度を構築する
3つ目は「評価制度を構築する」。
従業員のモチベーションを上手く管理したいのであれば、
評価制度を構築しましょう。
評価制度があると、具体的に
どの程度頑張れば昇格できるのか
スタッフにとってわかりやすくなります。
「評価制度を作る場合どうすればいいの?」
こんな声が聞こえてきそうです。
評価制度の構築を行う場合、
次の3つのいずれかを使ってみましょう。
- 日々の基本的な対応、勤務態度を点数化する制度
- どのくらい難しい仕事ができるかを評価するランク制度
- 定期的に試験を行いランクを高めていくマイスター制度
このような制度を導入すれば、従業員を評価しやすくなります。
すべて導入するのではなく、
自分の考えやお店の方針にあったものを導入してください。
評価があり、ある程度緊張感があった方が
従業員の気が引き締まりやすくなります。
従業員のモチベーションや生産性に大きく関係してくるので、
評価制度についても早期に導入しましょう。
実際にアルバイトの離職率が下がった実例
では実際に事業を行っていて離職率が下がった例を話します。
僕もデ〇ヘルを運営していますが、
最初から離職率が低かったわけではありません。
なんならアルバイトが辞めまくっていた時期もあるほど。
アルバイトを怒ることが離職に繋がる
とくに大きな失敗だったのが、
指示したことがうまくいかなかった時に怒ってしまったことです。
「え?でも指示通りに動かなかったら怒るのが普通だよね?」
確かに正社員のマネジメントでは通用するかもしれませんが、
アルバイトは帰属意識が薄いことも多いので、
怒られただけで辞めてしまう人もいます。
僕は怒ってしまうことが結構多かったので
アルバイトのモチベーションが下がって、
続々辞めてしまったんです。
結果的に離職率がいつまでも高い状態に。
アルバイトの離職率を下げるためにやったこと
しかし、そのままではヤバいと気づき、
まずは自分の指示に問題がないか見直しました。
そこで
- それぞれに誰でもできるマニュアルを作る
- 仕事を棚卸し細分化する
- 外注したり社員を雇ったりして、1人でできるまで教育する
このような対策を行ったところ、
アルバイトにもこちらの意思が伝わりやすくなり、
以前のように怒ることはなくなったんです。
結局、自分のマネジメント体制に問題があったので、
深く反省しました。
その後は離職率も下がり、
自分の経営基盤を固めることに成功しています。
離職率を改善したいのであれば、シフト管理も大切ですが、
働きやすい仕組み作りも同様に重要です。
「アルバイトなら誰でもできる」が鍵を握る
例えば僕が運営するデ〇ヘルの場合は
- 問い合わせ対応
- 女性手配
- 売上管理
- ウェブ広告の更新作業
など、それぞれ誰がやってもできるようにマニュアル化しています。
この誰でもできるようにするのが最大のミソ。
ここができていないと、
従業員はあなたの考えを理解できなくなるので注意してください。
実際に仕組み作りを行った後は、トラブルが減り、
部下に任せても問題なく店が回るようになりました。
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