これからデリヘルを経営するために、フランチャイズを視野に入れている方も多いかもしれません。デリヘルのフランチャイズは、そのグループのブランドを活かして集客ができるため、経営初期から軌道に乗るまでのスピードが速いと言われています。
しかし、デリヘルのフランチャイズにはロイヤリティーが必要だったり初期費用がかかったりと、デメリットもあります。こうしたデメリットも知った上で、フランチャイズをするのかどうか判断することが求められます。
それではデリヘルをフランチャイズするメリットデメリットとは具体的にどのようなものがあげられるのでしょうか。またフランチャイズで成功させるためにはどのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
目次
デリヘルのフランチャイズってそもそもどのような形態?

デリヘルのフランチャイズとは、既存のデリヘルブランドの名前や運営ノウハウを活用し、比較的スムーズに開業できるビジネスモデルのことを指します。個人でゼロからデリヘル店を立ち上げる場合、集客や法的手続き、運営のノウハウが必要ですが、フランチャイズに加盟すれば、それらを本部のサポートのもとでスタートできる点が大きな特徴です。
フランチャイズには、ブランド力を活かした集客のしやすさや、本部の支援を受けられるメリットがありますが、一方で運営の自由度が低く、ロイヤリティや加盟金などのコストがかかるデメリットもあります。
ここでは、デリヘルのフランチャイズの基本的な仕組みや、本部の役割について詳しく解説していきます。
デリヘルフランチャイズの基本的な仕組み
デリヘルのフランチャイズは、本部と加盟店の契約によって成り立っています。加盟店は、本部が確立したブランド名や運営ノウハウを利用する代わりに、一定の加盟金やロイヤリティを支払う必要があります。本部が提供する運営マニュアルや戦略を活用することで、業界経験がなくてもスムーズにビジネスを開始できる点が大きな特徴です。
フランチャイズ契約では、本部が定めたルールや戦略に従う必要があります。自由にできることに限りがあるものの、本部が提供する集客支援や広告施策を活用できるため、開業初期から一定の顧客を確保しやすいメリットがあります。
また、フランチャイズ契約では、開業前の加盟金だけでなく、運営中に発生するロイヤリティが発生します。収益の一部を本部に支払う形となるため、利益率をしっかりと計算した上で契約を結ぶことが重要です。
さらに、契約期間が定められていることが多く、途中で脱退する際には違約金が発生する可能性もあるため、契約前に細かい条件を確認しておくことが求められます。
フランチャイズ本部の役割
ランチャイズ本部は、加盟店がスムーズに運営できるようにサポートする役割があります。サポート内容としては、ブランド名の使用許可や運営マニュアルの提供、集客サポートなどが挙げられます。
知名度のあるブランドの看板を掲げることで、開業初期から集客しやすくなります。特にデリヘル業界では、信頼性のあるブランドの方が集客しやすく、リピーター獲得にもつながりやすいといえます。
キャストの採用・教育方法、料金設定、広告戦略、トラブル対応など、経営に必要なノウハウがまとめられており、こうした仕組みを提供するのも本部の役割です。
また法的リスクの回避サポートも挙げられます。本部が提供するコンプライアンス指導を受けることで、違法リスクを回避しながら営業を続けることが可能になります。また、法律に詳しい弁護士やコンサルタントと提携しているフランチャイズ本部もあり、そうしたサポートを受けられるのも大きなメリットです。
一方で、本部の方針に従う必要があるため、運営の自由度が制限されるデメリットもあります。例えば、料金設定やサービス内容の変更が難しい場合があり、オーナーの裁量で独自の戦略を展開するのが難しいこともあります。また、本部によってサポートの質に差があるため、契約前に本部のサポート体制をしっかり見ておきましょう。
デリヘルのフランチャイズに必要な料金は?

デリヘルのフランチャイズに加盟する際には、さまざまな費用が発生します。主な費用としては、加盟金やロイヤリティ、事務所・待機所の賃貸費用、キャストの採用・広告費用、その他の運営に関わる経費などが挙げられます。事前にどの程度の資金が必要になるのかをしっかりと把握し、資金計画を立てることが重要です。
それでは具体的にどのような費用が必要で、それぞれいくらくらい費用がかかるのでしょうか。
フランチャイズ加盟金
フランチャイズに加盟する際に最初に必要となるのが「加盟金」です。これは、本部のブランドやノウハウを利用するための初期費用として支払うものです。加盟金の金額はフランチャイズ本部によって異なりますが、相場は100万円~500万円程度となっています。
加盟金の内訳には、ブランドの使用権、運営マニュアルの提供、開業支援、広告サポートなどが含まれていることが多いです。中には、加盟金が無料または低額に設定されているフランチャイズもありますが、その場合はロイヤリティが高く設定されているケースもあるため、総合的なコストをしっかりと確認することが大切です。
ロイヤリティ
フランチャイズ契約では、開業後も継続的に本部へロイヤリティを支払う必要があります。ロイヤリティは、売上の5~20%程度が相場で、本部によって固定額制と売上歩合制の2種類があります。
固定額制の場合、毎月決まった金額を支払う必要があります。売上に関係なく一定額が発生するため、売上が低い時期でも費用負担が変わらない点には注意が必要です。
売上歩合制では、売上に応じて本部へ支払う金額が変動します。売上が上がるほど支払額も増えますが、逆に売上が低いと負担が軽くなるため、安定した経営を目指す上では有利な場合もあります。
また、ロイヤリティの中には広告費やサポート費用が含まれていることが多いため、どこまでのサービスが提供されるのかを事前に確認することが重要です。
事務所・待機所の家賃
デリヘルを運営するためには、キャストが待機する場所や事務所が必要になります。事務所の立地や広さによって家賃は大きく変わりますが、一般的な相場は月10万円~50万円程度です。
待機所はキャストが休憩や待機をするための場所となるため、快適な環境を整えることでキャストの満足度を高め、離職率を下げることにつながります。特に都市部では、待機所の広さや設備にこだわることで、優秀なキャストを確保しやすくなる傾向があります。
また、デリヘルは無店舗型の営業形態であるため、風営法の規制をクリアするためにも適切な場所を選ぶことが重要です。事務所の住所は営業許可申請にも必要となるため、開業前に適した物件を確保しておく必要があります。
キャスト・集客のための広告費
デリヘル経営では、キャストの確保と集客が成功のカギを握ります。そのために必要となるのが広告費で、初期費用として50万円~200万円、運営後も月20万円~100万円程度の広告費が必要になることが一般的です。
広告の種類としては、風俗専門の広告サイトへの掲載がメインとなります。オウンドメディアを立ち上げる場合、ブログを構築するためのサイト運営費などが必要となります。
ポータルサイトはどのようなバナーで出稿するか、どんな文言を用いるかでユーザーの反応が変わります。広告を回しながら、少ない費用で多くの顧客を獲得できるよう改良改善を繰り返して行きましょう。
その他デリヘル運営に必要な費用
デリヘルのフランチャイズ経営では、上記の費用以外にもさまざまな運営コストが発生します。例えば電気代や消耗品費、ドライバーの人件費などが挙げられます。
デリヘルを運営する上での課題の1つとして、キャストの定着が挙げられます。女性がいなければ集客できてもサービスが提供できないため、ハイレベルな女性が離脱しないよう、女性への待遇もブラッシュアップすることが求められます。
そのために対貴女にWi-Fiを設置したりドリンクサービスを設置したりなどの費用も必要となります。
デリヘルのフランチャイズに加盟してから開業までの流れ解説

デリヘルのフランチャイズに加盟してから開業までにはいくつかのステップがあります。それぞれのステップでやるべきことやポイントを押さえておくと、スムーズにフランチャイズがスタートできます。
それでは具体的にどのようなことを意識すれば良いのでしょうか。フランチャイズとして開業するまでの流れについて解説します。
フランチャイズするデリヘル店を選ぶ
まずは、どのフランチャイズに加盟するかを選びましょう。フランチャイズ本部によって提供されるサポート内容や契約条件が異なるため、慎重に比較する必要があります。
選定のポイントとして、ブランド力、加盟金やロイヤリティの金額、集客サポート、運営ノウハウの提供、法的サポートの有無などをチェックしましょう。
特に、ブランドの知名度が高いフランチャイズは、開業直後から集客しやすく、早期に軌道に乗せやすいというメリットがあります。ただし、その分加盟金やロイヤリティが高く設定されているケースもあるため、コスト面とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
また、過去の加盟店の成功事例や口コミも参考になります。本部によっては成功率が高いところもあれば、サポートが不十分で苦労するケースもあるため、実際にフランチャイズに加盟したオーナーの評判を確認することも重要です。
フランチャイズに必要な資金を準備する
フランチャイズを選んだら、次に開業資金の準備を行いましょう。デリヘルのフランチャイズ開業には、加盟金、ロイヤリティ、事務所・待機所の家賃、広告費、人件費などを含めて最低でも300万円~800万円程度の資金が必要になるケースが一般的です。
自己資金が十分でない場合は、銀行融資やビジネスローン、投資家からの資金調達なども視野に入れて資金計画を立てる必要があります。特に、風俗業界向けの融資は一般的な事業に比べて審査が厳しいため、事前に複数の金融機関に相談しておくとよいでしょう。
また、開業後も運転資金が必要となるため、余裕をもった資金計画を立てることが重要です。特に、最初の数カ月間は安定した利益が出るまでの期間となるため、その間の運営費を確保しておくことが成功へのポイントになります。
店舗や事務所を準備する
デリヘルは無店舗型の営業形態ですが、事務所やキャストの待機場所を用意する必要があります。事務所は、運営の拠点となる場所であり、電話受付やキャストの管理を行うためのスペースが必要です。
事務所選びでは、法的に問題のないエリアを選びましょう。デリヘルは風営法の対象となるため、営業許可を取得できる地域で事務所を構える必要があります。法律を遵守しないと、後々営業停止処分を受けるリスクがあるため、開業前に行政書士や専門家に相談しておくことをおすすめします。
また、キャストの待機所も重要です。待機所は快適な環境を整えることで、キャストの定着率を向上させることができます。Wi-Fi環境の整備や、ドリンクの提供、休憩スペースの確保など、キャストが働きやすい環境を作ることで、店舗の運営が安定しやすくなります。
デリヘル運営の体制を整える
開業準備が整ったら、次に運営体制を構築します。デリヘルの運営では、キャストの確保、スタッフの採用、業務フローの構築が重要なポイントとなります。
まず、キャストの確保が最優先課題となります。キャストがいなければ売上を作ることができないため、求人広告を積極的に活用し、魅力的な条件を提示することで応募者を集める必要があります。求人媒体としては、風俗求人サイトやSNSなどを活用するのが一般的です。
次に、受付スタッフやドライバーの採用も必要です。受付スタッフは、電話対応や予約管理を担当し、ドライバーはキャストの送迎を担当します。スムーズな運営を実現するためには、経験者を採用するか、しっかりとした研修を行うことが重要です。
また、業務フローを確立することも大切です。受付対応、キャストの出勤管理、送迎スケジュールの調整、トラブル対応など、日々の業務を円滑に進めるためのルールを決めておくことで、運営の安定性を高めることができます。
デリヘル店の集客を実施する
運営体制が整ったら、次に集客活動を開始します。デリヘルの成功には、効果的なマーケティング戦略が欠かせません。特に、開業直後は知名度が低いため、積極的な広告展開が必要となります。
集客方法としては、風俗専門の広告サイトの活用やSEO対策、SNS活用などが挙げられます。またリピーター獲得のための施策を行うことで、より売り上げを安定させられます。
広告費用は開業初期に特に重要で、月20万円~100万円程度の予算を確保するのが一般的です。広告を継続的に出稿し、新規顧客を獲得しながらリピーターを増やしていくことが、安定した経営につながります。
デリヘルのフランチャイズをするメリット

デリヘルのフランチャイズに加盟することで、個人経営と比べて多くのメリットがあります。
ゼロからデリヘル店を立ち上げるのはリスクや手間がかかりますが、フランチャイズを利用すれば、比較的スムーズに開業し、安定した収益を得ることが可能になります。
それではデリヘル店をフランチャイズで経営することで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
既存のデリヘル店のブランド力を活用できる
フランチャイズの大きなメリットとして、既に確立されたブランド力を活用できることが挙げられます。デリヘル業界では、ブランドの知名度や信頼度が集客に直結するため、すでに実績のあるフランチャイズに加盟することで、開業初期から安定した集客が見込めるのが特徴です。
個人でゼロからデリヘル店を開業する場合、信頼を獲得するまでに時間がかかります。特に風俗業界では、安全性やサービスの質が保証されているかどうかが顧客の判断基準になるため、新規店舗が集客に苦戦することが多いです。
しかしフランチャイズに加盟すれば、すでに確立されたブランド名を使えるため、開業直後から一定の顧客を確保しやすくなります。
また競争が激しいエリアでは、無名の個人経営店よりも、知名度の高いフランチャイズ店の方が選ばれやすいという傾向もあります。ブランド力を活かしながら、より多くの顧客を獲得できるのは、フランチャイズならではの強みといえるでしょう。
そのデリヘルの開業ノウハウを活用できる
デリヘル経営には、業界特有のノウハウが必要になります。集客方法やキャストの採用、営業の仕組み、法律遵守のための対策など、さまざまな知識が求められます。
個人で一から学ぶのは大変ですが、フランチャイズならすでに確立された運営ノウハウをそのまま活用できるため、スムーズに開業できるのが大きなメリットです。
フランチャイズ本部からは、運営マニュアルや教育プログラムなどが提供されまず。これにより、未経験者でもスムーズに経営をスタートすることが可能です。
例えばキャストの採用・管理に関するノウハウや集客ノウハウ、リピーターを増やす戦略などについてを学びながらビジネスを進められます。
こうしたノウハウを活用すれば、個人で手探りで運営するよりも、短期間で収益化しやすくなります。
デリヘル運営のサポート体制が整っている
フランチャイズに加盟すると、本部からさまざまなサポートを受けることができます。特に、集客・営業・法律面のサポートが充実しているフランチャイズを選べば、初心者でも安心して経営をスタートできるのが魅力です。
具体的には、集客やキャスト採用、トラブル対応などのサポートを受けられます。
特にデリヘル業界では法律の規制が厳しく、違反すると営業停止処分を受ける可能性もあるため、法務サポートが充実しているフランチャイズを選ぶことが重要です。
そのデリヘル店の仕組みを活用できる
フランチャイズに加盟すると、既に確立された運営の仕組みを活用できるため、個人経営よりも効率的にビジネスを運営することが可能になります。具体的には、予約管理システム、キャスト管理システム、売上管理システムなど、店舗運営に必要なシステムが提供されることが多いです。
例えば、フランチャイズ本部が提供する予約管理システムを活用すれば、顧客の予約状況をリアルタイムで管理でき、ダブルブッキングを防ぐことができます。また、キャストの出勤管理がしやすくなるため、スムーズな営業が可能になります。
さらに、フランチャイズによっては、顧客データベースやマーケティング分析ツールを提供しているところもあり、顧客の傾向を分析しながら売上を最大化する戦略を立てることができます。
こうした仕組みを活用することで、個人経営のデリヘル店よりも効率よく運営ができるだけでなく、人的ミスを減らしながら売上を伸ばしやすい環境を整えることができるのがメリットです。
デリヘルのフランチャイズをするデメリット

デリヘルのフランチャイズには多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットもあります。
フランチャイズ本部のブランドやノウハウを活用できる一方、コストがかかったり運営の自由度に制約があったりします。
具体的には他にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ロイヤリティや加盟金などのコストがかかる
フランチャイズに加盟する最大のデメリットとして、初期費用や運営中のコスト負担が大きいことが挙げられます
デリヘルのフランチャイズでは、加盟金・ロイヤリティ・広告費・管理費など、さまざまな費用が発生します。加盟金はフランチャイズによって異なりますが、100万円~500万円程度が相場となっており、多額の初期投資が必要です。
また、ロイヤリティとして売上の5~20%を本部に支払う必要があるため、利益率が低くなりやすい点もデメリットとして挙げられます。
個人経営であれば、このロイヤリティの支払いが不要となるため、長期的な視点で考えると、フランチャイズに加盟することで経費が増える可能性があります。
さらに一部のフランチャイズでは広告費やシステム利用料が別途必要となる場合もあります。こうしたコストが積み重なると利益の大部分が本部への支払いに消えてしまい、思うように収益を伸ばせない場合もあります。
そのため、契約前に加盟金・ロイヤリティ・追加コストなどを詳細に確認し、収益シミュレーションをしっかり行うことが重要です。
デリヘル運営の自由度が低い
フランチャイズに加盟すると、本部が定めた運営方針やルールに従わなければならず、経営の自由度が制限されます。料金体系やサービス内容、広告戦略などが本部の指示に基づいて決定されるため、オーナー独自の施策を柔軟に導入することが難しくなります。
特に、競争が激しいエリアでは、地域特性に合わせた独自のマーケティングや価格設定を行いたくなることもありますが、フランチャイズ本部のルールが厳しい場合、そうした戦略を自由に実施できない場合があります。
また広告戦略についても、本部の方針に従う必要があるため、個別に独自の広告を出すことが難しいこともあります。SNSや風俗専門の広告サイトの活用方法についても、本部が一括管理している場合、オーナーの意向が反映されにくく、思うような集客ができないケースも考えられます。
本部のデリヘル店のイメージに左右される
フランチャイズに加盟することで、本部のブランド力を活用できるのは大きなメリットですが、その一方で本部の評判に左右されるリスクもあります。
本部の運営している他の店舗でトラブルが発生した場合、その悪評がフランチャイズ全体に波及し、加盟店の集客にも悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、本部が過去に不祥事を起こしていたり、キャストや顧客からのクレームが多発している場合、そのイメージがフランチャイズ加盟店にも影響を与えます。また、本部が提供するサービスの質が低かったり、運営の方針が不明瞭な場合も、顧客の信頼を失う原因になりかねません。
本部の評判が悪化すると、加盟店の経営にも影響を及ぼし、売上が落ちる可能性があるため、契約前に本部の評判を十分に調査しておくことが重要です。
契約解除がや脱退が難しい場合がある
フランチャイズ契約には一定の契約期間が定められていることが多く、一度契約すると簡単に脱退できないケースが多くあります。途中で解約を希望した場合、高額な違約金が発生することもあり、経営がうまくいかなくても簡単には撤退できないことが大きなリスクとなります。
また契約解除後も一定期間、同じ業界での独立開業が制限される「競業避止義務」が契約に含まれている場合もあります。これは、フランチャイズを脱退した後に独自のデリヘル店を立ち上げることを制限するものであり、契約内容によっては数年間、同業種での事業展開が難しくなることがあります。
契約を結ぶ前に、契約解除の条件や違約金の有無、競業避止義務の有無をしっかりと確認し、不利な条件がないかを検討することが大切です。契約解除が困難な場合、経営が厳しくなっても撤退できずに負債を抱えてしまうリスクがあるため、契約内容を十分に理解した上で加盟を決める必要があります。
デリヘル運営サポートの質に差がある
フランチャイズ本部によって提供されるサポートの内容や質には大きな差があります。中には、開業前のサポートは充実しているものの、開業後のサポートがほとんどない本部も存在します。本部によるサポートが手薄な場合、運営で問題が発生しても十分なアドバイスや支援を受けられず、オーナー自身で解決しなければならない状況に陥ることがあります。
また、本部が提供する広告戦略やキャスト採用のサポートが不十分な場合、思うように集客ができず、経営が厳しくなる可能性もあります。特にSEO対策やSNSマーケティング、風俗専門サイトへの掲載戦略など、本部がどの程度の集客支援を行っているのかを事前に確認しておきましょう
さらに、本部が法的なサポートをどの程度提供しているのかもチェックしておくべきポイントです。デリヘル業界は法律の規制が厳しく、違法営業にならないように適切なアドバイスを受けられるかどうかが、長期的な経営の安定につながります。
本部によっては、弁護士や行政書士と提携し、加盟店に法的なアドバイスを提供しているところもあるため、契約前にサポート体制の詳細を確認しておきましょう。
デリヘルのフランチャイズを成功させるポイント解説

デリヘルのフランチャイズに加盟したとしても、成功するためには適切な運営戦略が必要です。
フランチャイズのシステムやブランドを活用するだけではなく、本部選びの段階から慎重に行い、法律を遵守しながら安定した経営を目指すことが重要です。また、デリヘル経営の要となるキャストの確保と集客戦略にも力を入れる必要があります。
ここでは、デリヘルのフランチャイズを成功させるための具体的なポイントを解説します。
信頼できるデリヘル店を選ぶ
フランチャイズに加盟する際には、どの本部を選ぶかが成功を左右すると言っても過言ではありません。フランチャイズ本部によってサポートの質や運営方針が異なるため、慎重に比較・検討することが重要です。
本部のブランド力や知名度が高いほど、開業初期からの集客がスムーズに進み、売上の安定化につながります。ただし、知名度があるからといって必ずしも成功できるわけではなく、提供されるサポート内容や契約条件を詳細に確認する必要があります。
フランチャイズ本部の選定では、過去の成功事例がどれだけあるのか、加盟店の経営状況が安定しているのか、ブランドのイメージが良好かどうかを調査することが大切です。特に、既存の加盟店の評判をチェックすることで、実際の運営状況を把握することができます。
公式サイトの情報だけでなく、SNSや口コミサイトなどを活用して、リアルな声を確認するのも有効な手段です。また、契約前には本部の担当者と十分な打ち合わせを行い、サポート体制や運営ルールについて細かく確認しておくと安心です。
法律を遵守してデリヘル店を選ぶ
デリヘルの経営には、風営法をはじめとするさまざまな法律が関わってきます。特に、営業許可や所在地の制約、キャストの雇用条件など、細かいルールを遵守しなければならず、法令違反をすると営業停止や罰則の対象になる可能性があります。
違法営業を避けるためにも、フランチャイズ本部がしっかりと法律を遵守しているかどうかを確認し、契約内容が適切なものかを見極めることが重要です。
契約を結ぶ前に、本部が過去に法的トラブルを起こしていないか、行政の指導を受けた履歴がないかを調査しておくと安心です。また、フランチャイズ本部が法的なアドバイスを提供してくれるかどうかも重要なポイントになります。
法律の専門家である行政書士や弁護士と提携している本部であれば、運営の安全性を確保しながらビジネスを展開することができます。
自身でも最低限の法律知識を身につけておきましょう。デリヘル経営に関する法律を理解し、適切な運営を行うことで、行政からの指導や営業停止リスクを回避することができます。
本部に依存するだけでなく、自らも積極的に情報を収集し、法令順守の体制を整えることが成功への鍵となります。
キャストの確保と集客を絶やさない
デリヘルの経営において、キャストの確保と集客戦略は事業の成否を左右する最も重要な要素です。キャストが十分に確保できなければサービスを提供することができず、顧客を集められなければ売上の維持が難しくなります。そのため、開業時だけでなく、継続的にキャストを募集し、集客を実施することが不可欠です。
キャストの採用には、風俗求人サイトやSNSの活用が効果的です。風俗求人サイトに広告を掲載することで、効率的に応募者を集めることができます。
またXなどのSNSを活用して求人情報を発信することで、デリヘルで働こうか迷っている女性が情報を収集できるようになり、自店への応募を検討してくれるようになり、採用の強化につながります。
集客については、風俗専門の広告サイトへの広告出稿が基本となります。シティヘブンなどのポータルサイトを活用することで、多くのユーザーにアプローチし自店の認知を獲得できます。またSEO対策を行いブログを運営したり、SNSを活用して集客に繋げるといった方法も取られています。デリヘルは基本的にwebからの集客が中心となるので、webマーケティングに精通しておくと集客が安定しやすいです。
またリピーターを増やすための施策も欠かせません。会員制度の導入や割引キャンペーン、ポイント制度を活用することで、リピーターの確保がしやすくなります。特に、定期的なキャンペーンや限定サービスを提供することで、顧客の満足度を向上させ、安定した売上につなげることが可能です。
フランチャイズができるデリヘル3店を徹底比較
フランチャイズを成功させるには、本部の選び方がとても重要です。サポート体制が整っていない本部を選んでしまうと、お金だけ取られて何も助けてもらえないという事態に陥ってしまいます。そうならないためにも、本当に信頼できるフランチャイズを見極めることが重要です。
それでは一体どこのフランチャイズだと信頼できるのでしょうか。大手デリヘルグループを比較してみましょう。
サンキューグループ

まずはサンキューグループです。サンキューグループは全国にフランチャイズ展開されているデリヘルで、3,900円でヌけるのを売りとしています。
ユーザー目線で見ると価格が安く利用しやすいため、多くのお客さんが集まりそうに感じるかもしれません。
ただし価格が安いということは、売り上げを上げるために顧客数を増やさなければなりません。そのため、とにかくお客さんの数にこだわり集客にかなり力を入れなければなりません。
マクドナルドなどを思い浮かべていただくと分かりやすいです。マクドナルドも単価が低いので、売り上げを上げるためにはお客さんをたくさん獲得しないといけないですが、店内は常に混雑していて、店員もかなり忙しそうじゃないでしょうか。
サンキューグループのフランチャイズはそのようなイメージで、とにかくお客さんをたくさん取らないといけない、従業員もバタバタと働き続けないといけない、女性も多くのお客さんを相手にするから疲弊する、といった循環が起きてしまいます。
こうした理由から、単価が安いサンキューグループのフランチャイズは強くはおすすめしません。
ちゃんこグループ

ちゃんこグループはぽっちゃり女性を派遣することをコンセプトとしています。いわゆる「デブ専」のお客さんが利用するデリヘルグループです。
コンセプトとしては他店より際立っているため、お客さんを集めやすいブランドではあります。もしあなたが太っている女性が好きで、このお店のフランチャイズをどうしてもやりたいなら止めませんが、太っている女性に興味がないのであればあまりおすすめではありません。
やはりビジネスを継続していく上で、仕事に対するモチベーションは重要です。仮に全く興味がない太っている女性を扱うビジネスをスタートしたとして、それを5年後10年後もやっているイメージが湧かないのであれば、やめておいた方が良いでしょう。
ビジネスは一時的なものではなく、継続することが非常に重要です。せっかくならモチベーション高く取り組める店舗のフランチャイズを行った方が良いでしょう。
青山ヴェルグ

青山ヴェルグは「モデルと遊ぶ」をコンセプトに運営されている高級デリヘルです。コンセプトの通り、ハイレベルな女性を派遣し、その対価としてお客さんからお金をいただいています。
料金は高いと90分で16万円ほど。他店と比較すると、青山ヴェルグのフランチャイズで1成約獲得するのと、サンキューグループで40成約獲得するのが同じ売り上げです。
美女を採用しないといけないため、女性の採用という点がハードルに感じるかもしれませんが、そこさえ乗り越えてしまえばかなり高単価でサービスを提供し、しっかりと利益を出せる店舗です。
デリヘルフランチャイズもありだがコンサルをつけて開業という選択肢もある
この記事ではデリヘルのフランチャイズについて、どのような流れでスタートするのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかなどを解説してきました。
デリヘルのフランチャイズを行う上で、本部の選び方は重要です。ここで成功するかどうかが大きく決まってきます。
ただし、同じ店舗のフランチャイズをしてもうまくいく店舗もあればそうではない店舗もあるため、フランチャイズで開業してからどのように運営してくかも非常に重要です。
デリヘルフランチャイズを成功させるためのポイントについても解説してきましたが、フランチャイズはロイヤリティがかかったり自由な経営判断を行えないなどのデメリットもあります。
こうしたデメリットが大きく感じるようであれば、風俗開業コンサルティングを受けるのも1つの手です。
風俗開業コンサルティングの選び方やメリット・デメリットなどに関してはこちらの記事でも解説しているので併せて参考にしてください。
→風俗コンサルティング3社を徹底比較!選び方のポイントは?
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